今やSNSの代名詞と言っても過言ではないInstagram。
国内で約2900万人が利用しているので各社がこぞってプロモーションにも使用していますが、EC店舗が集客として使用する場合に問題となるのが、各投稿にはリンクを設定できず、リンクが設定できるのはプロフィールに対して1つだけなので、なかなかEC店舗へ呼び込むことができないということです。
今回はEC運営者が必ず行うべきInstagramの活用方法「Instagramショッピング」について解説いたします。
EC店舗にとってのInstagramの問題点
先ほども少し触れましたが、Instagramの各投稿内で有効となるリンクは「ハッシュタグ」と呼ばれる「#」から始まる単語と、「メンション」と呼ばれる「@」から始まるIDのみとなります。
URLを記述してもそのまま表示されるだけでリンクとして機能しません。
「ハッシュタグ」とは投稿を検索する際に便利な機能で、投稿の際にハッシュタグを記述しておくと、閲覧者がそのハッシュタグで検索を行った場合に表示されるようになります。
「メンション」とはユーザーを特定する際の機能で、投稿の際に「@ユーザー名」と記述すると、閲覧者がそのメンションをタップすることでそのユーザーのプロフィールが表示されるようになります。
ただし1箇所だけリンク付きのURLを設定できる箇所があります。それは「プロフィール」となります。
プロフィールに「ウェブサイト」という欄があるので、そこにURLを設定することで、プロフィール画面にリンク付きのURLが表示させることができます。
しかしこれだけだと1箇所にしかリンクできませんし、プロフィールをみてもらわない限りはリンクさせられないので、EC店舗としては使い勝手がいいとは言えません。
Instagramショッピングとは
Instagramではこのようなビジネス用途を想定し、日本では2018年6月よりInstagramショッピング(Shop now)がリリースされました。
それではInstagramショッピングとはどのようなものなのでしょうか?
Instagramショッピングとは、InstagramでEC店舗で販売している商品を紹介するための機能となります。
では実際の投稿をみてみましょう。
Instagramショッピングで投稿すると上のように、投稿した写真上に商品名と価格を表示する「タグ」を表示させることができます。
この「タグ」をタップすると詳細の商品情報が表示され、さらにそこから該当商品を販売する店舗ページへとリンクを設置することができるのです。
この機能を利用することで、Instagramから商品ページへの誘導が可能となります。
まとめ
Instagramは10代〜20代の利用者が多いので、取扱商材がこれらをターゲットにしている場合は、Instagramによる集客は必須と言えます。
しかもInstagramショッピング機能を利用すればダイレクトに投稿した写真の商品を販売するページへ誘導できるので使わない手はありません。
次回は実際にInstagramショッピングの始め方について解説いたします。