楽天市場で2019年2月19日から提供が開始された「カスタマーマーケティング広告」。
これまでのメルマガ配信機能とは異なる新しい販促方法について解説致します。
カスタマーマーケティング広告とは?
これまでのメルマガは店舗に対しメルマガ配信登録をしてくれたお客様に対して、任意のタイミングでメールを配信するという方法でした。
この方法で一番問題となるのがメルマガを毎回作成する手間がかかるということと、お客様が商品を欲しいと思うタイミングがわからないので定期的に配信し続ける必要があるということです。
この問題を解決するために楽天が新たに導入したのがカスタマーマーケティング広告です。
カスタマーマーケティング広告は、極端にいうと欲しいと思っているお客様に対し、欲しいタイミングでメールを配信することができるため、効率よく販促を行うことができます。
それではどのようにそれを実現しているのでしょうか。
楽天市場では楽天市場からのメルマガを受信する許可をしている会員がたくさんいます。
楽天はこのメルマガ会員に対し、ビックデータを用いて行動履歴、購買履歴、セグメントから最適な人に最適なタイミングで最適な内容を配信するということを行います。
さらに配信する内容はあらかじめ登録しておいた情報を元にシステムが生成して配信するので、配信のたびに内容を作成する手間が不要なのです。
費用はどうなっているの?
カスタマーマーケティング広告の費用はGoogleのAdwords広告や楽天のRPPのようにクリック課金型なので、メール配信自体には費用がかからずクリックされた回数だけ費用がかかる仕組みなので、無駄なく運用が可能となります。
1クリックあたり50円となり、2019年4月30日までは無料キャンペーンが実施されています。
また課金される期間は配信から14日間で15日を過ぎた段階でクリックされても費用はかかりません。
また1ヶ月の予算を決めることができるので、思った以上に広告に費用がかかってしまったということもなく計画的に運用することが可能です。
現在はシナリオ機能のみ
カスタマーマーケティング広告は大きく2つの機能があり「シナリオ」と「ターゲット」となります。
シナリオ
「シナリオ」について、現在は2つのシナリオが用意されています。
1つは店舗のメルマガを新規登録したユーザーに対し配信されるものです。
もう1つは配信日の最大90日以内に貴店にて購入したことのあるユーザです。
今後、シナリオは増やされる可能性があります。
ターゲット
「ターゲット」は2019年4月現在はまだリリースされていません。
ターゲットは楽天市場のメルマガユーザに対して、店舗の最適な商品を掲載し最適なタイミングで配信るので、工数をかけずに今までリーチできていなかったであろうユーザへリーチすることが可能になります。
新規ユーザーを開拓できる可能性が広がる機能であると言えます。
まとめ
これまでメルマガを定期的に配信するためには多大な労力と費用がかかっていました。
カスタマーマーケティング広告を利用することで、安定的に費用に見合った効果のあるメルマガを配信することができるようになる可能性があります。
ただこれまでのメルマガもリピーターの育成には効果が期待できるので、どちらも取り入れていき、総合的な販促活動を行なっていく必要があります。
ただ継続的な作業を普段の作業の合間に行うのは難しいものです。
メールマガジンを定期的に書くのが難しいとお考えの場合、業者に依頼するという方法もあります。
株式会社エレクアライズ メルマガ制作代行サービス
参照:メルマガ制作代行サービス
月に2回、忙しいオーナー様に変わってメルマガを15,000円で制作してくれます。
メルマガでアピールしたい商品を伝えるだけで、挨拶文、クーポン、商品一覧を掲載したメルマガ制作してもらえます。
配信回数を増やしたい場合なども柔軟に相談にのってもらえるとのことです。
なかなか定期的にできないメルマガ配信を代わりにやってもらえると助かりますね。