Yahoo!ショッピングで店舗を運営するにあたり、常に把握しておきたい「ストアの健康状態」。
しかし、自分の店舗のこととなると客観的に把握するのはなかなか難しいものです。
「なんとなく最近はレビューの評価がいい気がする」など感覚で判断すると実際とは結構ずれていて「こんなはずでは・・・」といった状況に陥っていることに気づかず、対策が後手に回ってしまうとお客様が離れてしまうきっかけになってしまうことも。
そうなる前に「ストアの健康状態」を把握する方法をYahoo!ショッピングでは「ストアパフォーマンス」機能として提供しています。
今回はストアパフォーマンスについて解説いたします。
ストアパフォーマンス機能とは?
ストアパフォーマンス機能とは、ストアクリエイターProから閲覧できます。
対象ストアの「出荷の速さ」「出荷遅延率」「ストア都合キャンセル率」「ストア低評価率」「ストア評価平均点」「商品レビュー低評価率」「商品レビュー平均点」をビジュアル的に見ることができます。
また、同カテゴリの他店舗に対し、自店舗がどの位置にいるかを順位で見ることもできるので、競合店舗との差を知ることもでき、課題が見えてきます。
集計にあたってのルールとしては以下の通りです。
注文日 | 9日前〜188日前 ※ストア低評価率のみ9日前〜60日前 |
投稿された評価 | 集計日前日から過去188日間 |
- 配送・発送
- 出荷の速さ
「1注文あたりの出荷の平均日数」。
(出荷日-受注日)の総和÷全注文数を「出荷の速さ」として表示 - 出荷遅延率
遅延カウント注文数の総和÷全注文数を「出荷遅延率」として表示
- 出荷の速さ
- キャンセル率
- ストア都合キャンセル率
「ストア都合キャンセル」を行なった注文数÷対象期間(180日間)の注文数×100
- ストア都合キャンセル率
- ストア評価
- ストア低評価率
過去60日間注文に対してついた低評価件数÷過去60日間の注文数÷100 - ストア評価平均点
対象期間(188日間)のストア評価合計÷ストア評価数
- ストア低評価率
- 商品レビュー
- 商品レビュー低評価率
低評価な商品レビューが投稿されたライン注文の件数÷全ライン注文数 - 商品レビュー平均点
星の評価個数の総和÷評価投稿された全ライン注文数
- 商品レビュー低評価率
チェックするポイントと対策
最低限1週間に一度はチェックするようにしましょう。その際、以前のデータを見ることはできないので、画面キャプチャを取っておくのがおすすめです。
チェックするポイントは「前回と比べてどう変わったか?」をまず確認し大きく変わった項目について細かく見ていきましょう。
もし「配送・発送」が大きく下がった場合、受注してから発送までの流れに問題がないか、配送業者にトラブルやサービス変更がないか、配送日設定に無理がないかを確認します。
具体的には発送を自社で行なっている場合は、受注担当と発送担当の連携や、管理方法に漏れがないかなどを確認しましょう。
発送を倉庫など別業者に依頼している場合は、どこに時間がかかっているかを確認し、発送依頼後に時間がかかっている場合は業者を変えるなども検討しましょう。
「キャンセル率」が大きく下がった場合は、在庫管理の方法を疑います。
多店舗運営を行なっている場合は在庫連動システムの導入などを検討しましょう。
ドロップシッピングなど在庫を持たない商品を取り扱っている場合は、常に在庫情報を更新するシステムの導入を検討すべきです。
キャンセル率の低下は直接クレームに繋がり、ひいては評価の低下に繋がってくるのでなるべく早く対応しましょう。
「ストア評価」「商品レビュー」が大きく下がった場合は、まずは評価の低いレビューの内容を確認することから始めます。
身に覚えのある内容ならすぐに対策を取るようにしましょう。
ストア側の原因でない(配送会社の配送遅延やお客様による評価入力間違いなど)の場合は除外申請を行うことができますので、すぐに申請を行うようにしましょう。
※除外申請はストアクリエイターProの「評価チェックツール」内で行うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ストアの健康状態を常にチェックして健全なストア運営を行うことでリピーターがつくようになり、安定的な売り上げを保つことが可能となります。
忙しい日々の業務の合間に継続的に行うことはなかなか難しいですが、習慣づけるようにしましょう。
「そうはいってもなかなかできないよ・・・」という場合は運営をサポートしてくれる業者に依頼するという方法もあります。
ストアの素地がしっかりできていないとなかなか売れるようにするのは難しいです。
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参照:ECストア運営代行
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