誰でも簡単にネットショップを構築できるサービスである「BASE」や「STORES.jp」などの登場により、インターネット通販業界は、これまでにないほど参入者が増え、競争が激しくなってきています。
また、メルカリなどのフリマアプリが人気を集めてきていることも通販サイト運営者の悩みの一つになっているのではないでしょうか?
しかし、今後もインターネット通販業界で生き残っていきたいのであれば、そういった現状を嘆いたり文句を言ったりしているだけではいけません。
生き残るための戦略を考えるべきです。
そこで今回は、「通販サイト運営者が生き残るために知っておきたい2018年のトレンド3選と」題して、これから当たり前になってくるであろう通販サイトのトレンドについて紹介していきたいと思います。
VRコマース
参照:アリババ BUY+
VRはバーチャルリアリティーの略で、仮想現実を表す単語です。
専用のゴーグルをかけて仮想現実を楽しむことのできるこの技術を、VRコマースとして通販サイトに取り入れようという動きが加速しています。
例えば、家にいながら仮想現実で実際の店舗におもむき買い物が体験できたり3Dで制作された商品を手にとってリアルな買い物のように商品の雰囲気が確かめられたりといった感じです。
これらVRコマースの技術は、中国の大手通販サイトであるアリババグループが、「BUY+」というサービスで実際に取り入れています。
VRコマースを活用すれば通販サイトの弱点を克服できるようになるため、ライバルサイトとの差別化を図ることができるようになります。
ライブコマース
参照:メルカリチャンネル
リアルタイムに商品を紹介する、まるで通販番組のような感覚で利用できる新しいネット通販の形と言えるライブコマース。
ライブコマースも2018年のトレンドと言えるもので、今後ネット通販業界で導入必須になってくるであろう技術の一つです。
ライブコマースではユーザーがリアルタイムでコメントでき、業者側もユーザーのコメントや疑問点にリアルタイムで答えていくことができるので、よりユーザーの購入意欲を高めることができます。
国内でもすでに取り入れているサービスはいくつかありますが、その中でも有名なのがメルカリのライブコマースサービスである、「メルカリチャンネル」でしょう。
メルカリチャンネルでは、出品者のリアルタイム動画に対してこのライブコマース機能でリアルタイムに質問などをおこなうことができます。
動画コンテンツ
参照:MUJI to GO
ネット通販の場合、どうしても商品の使用感が伝わりにくいという欠点がありますが、そのデメリットを払拭してくれるのが動画コンテンツです。
商品写真と併せて動画を盛り込むことで、よりユーザーに商品の使用感を伝えることができるようになり、「ユーザーがその商品を使用したらどうなるのか」をイメージしてもらいやすくなります。
動画コンテンツを取り入れている通販サイトとしては、無印良品のMUJI to GOが有名です。
各商品の動画が動画コンテンツとして取り入れられていることで商品の利用イメージがつきやすく、ユーザーの購入意欲を高める効果が期待できます。
商品の使用感が伝わりやすくなると商品の購入につながりやすくなるので、通販サイト運営者にはぜひ取り入れてほしいトレンドの一つです。
トレンドを取り入れてライバルと差をつけよう
インターネット通販業界はこれからも参入者や対抗するサービスの増えてくることが予想されている分野です。
そのため、常にトレンドを追い、ライバルサイトに差をつけるような取り組みをおこなっていかないと生き残るのが難しい分野でもあります。
今回紹介した3つのトレンドは、今後インターネット通販で当たり前になってくるものだと言われているので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?