楽天と他社との効果的な連携によって、顧客の満足度を更に高める新サービスが提供されます。
オンラインとオフラインを連携させたショッピングサイト
参照:楽天ビック
楽天とビッグカメラの共同運営によるショッピングサイトである、「楽天ビッグ」がオープンしました。
ショッピングサイトのオープン以前にも、既にビックカメラ楽天市場店が存在していましたが、今回の楽天ビッグはその基盤を引き継いで展開されたものです。
家電分野において、利便性の高いショッピング体験を顧客に提供することを目的に設立されたもので、2017年12月の合意書の締結から、約4ヶ月という短期間でサービスが開始されました。
サービスの特徴は、オンラインとオフラインの連携です。Webサイトを回覧して気になる商品があった場合は、オフラインのどの店舗に在庫や展示があるかを確認することができます。
製品の特徴はオンラインでも把握することができますが、商品の質感や色合いなどは、実際に手にとって見て始めて確認できるものです。
オンラインとオフラインの異なる特徴を組み合わせることで、顧客のニーズにきめ細かく応えることができるサービスを展開しています。
2社の強みを融合させた新しいネットスーパー
参照:楽天株式会社
ウォルマートとの戦略的提携によって、ウォルマートの合同会社である西友と楽天が、新しいネットスーパーを共同運営することが発表されました。
新しく運営されるネットスーパーの特徴は、西友と楽天の両社のそれぞれの強みが活用されることです。
スーパーの品揃えについては、西友の強みである、高品質と低価格を両立した商品が提供される予定です。
半調理品やカット済みの野菜など、忙しいライフスタイルに便利な商品がラインナップされます。
また、ユーザーが購入した商品を迅速に配送するために、西友の実店舗からの配送ラインに加えて、ネットスーパー専用の配送センターを設立して配送能力を拡大していくとのことです。
利便性については、楽天のECサイト運営のノウハウを活用した取り組みが行われます。
膨大な顧客情報などのビッグデータを人工知能が解析して、最適な商品をユーザーにレコメンドするなど、先鋭的な取り組みが実施される予定です。
また、楽天が実施しているポイントプログラムである、楽天スーパーポイントについては、新しいネットスーパーにも導入して貯めたり使ったりできるようにするとのことです。
まとめ
いかがでしたか。
楽天と他社の連携による、顧客の満足度を更に高めるための新サービスについてご紹介しました。
2つの新サービスは、オンラインとオフラインの連携、異なる強みの融合、という特徴があります。
楽天が提供する楽天市場には多くの出店がありますが、オフラインと連携して顧客の満足を高める手法や、異なる強みを組み合わせて新しいサービスを展開する方法は、既存の出店者にとって、新しいビジネスアイデアを提供するヒントにもなりそうです。