切り替え期限迫る!楽天ペイ切り替え時に注意するべき9つのこと

楽天市場より、2017年4月から順次導入が進められてきた楽天ペイですが、2018年の7月1日にシステムにより自動的に切り替わるというアナウンスがあったのはご存知かと思います。

今回は、楽天ペイとは?切り替えに必要な作業は?について解説いたします。

 

楽天ペイとは?

現在の楽天市場では店舗ごとに用意されている決済方法が異なること、銀行振込などではお客様と店舗間で直接決済を行うことなどから、ユーザーが決済に対して持つ不便・不安を払拭するため、全店舗が楽天ペイに移行することで、全ての店舗で同じ決済方法が利用可能で、決済に楽天市場が間に入ることによって安心してお買い物ができるようにするためのサービスとなります。

まとめると以下6つの施策となります。

  1. ユーザーが利用可能な決済手段の大幅拡充、全店舗統一化
  2. 店舗の入金サイクルの統一、短縮化
  3. 不正検出機能の強化
  4. チャージバック補償制度の強化
  5. 店舗の決済関連業務の代行
  6. 契約事業者単位での入金額と請求額の相殺機能の導入

店舗にとっては決済について独自の施策が行えないなど自由度が下がってしまう場合もありますが、お客様にとってはメリットばかりの施策のため、楽天市場の集客力が増すことで結果的に店舗様への転換に繋がりますので早めに切り替えの準備を始めましょう。

楽天ペイへの切り替えに必要な作業は?

では楽天ペイへ切り替える際に、どのような作業が必要なのでしょうか?楽天市場が提示しているチェックリストから読み解いていきましょう。

チェックポイント1 利用中のシステムが対応しているか

送り状発行システムや受注管理システムなど、楽天RMS以外でシステムを導入している場合は、システム提供先に楽天ペイ切り替え後もシステムに影響が出ないか確認してください。

チェックポイント2 予約販売をしているか

楽天ペイに切り替え後に利用できない決済手段を利用した確定前の予約販売の注文が残っている場合は、切り替え前に注文確定を行い、決済手段の削除をする必要があります。確定を行う前に切り替えを行ってしまうと、対象注文を処理できなくなる恐れがあるので、注意が必要です。

チェックポイント3 受注API、CSVダウンロード・アップロード機能を使用しているか

楽天RMSが提供している受注APIやCSVダウンロード・アップロード機能を使用して受注の処理を行っている場合は、詳細情報(システム概要、API仕様、CSV仕様、マニュアル、サンプルデータ)を確認の上、必要に応じて利用しているシステムや業務ツールの改修を行う必要があります。自社開発ではなく外部業者が提供しているシステムの場合は開発・提供元に確認しましょう。

チェックポイント4 任意決済を利用しているか

楽天ペイでは「代金引換」「後払い決済」「ショッピングクレジット/ローン」「オートローン」「リース」「請求書払い」は店舗ごとに任意で導入する決済手段となるので、楽天ペイへ切り替え後に利用可能な決済方法としてR-Storefrontから登録を行う必要があります。

チェックポイント5 メールテンプレートの作成を行ったか

現在の受注管理システムのメールテンプレートはそのまま楽天ペイに引き継ぐことができないため、楽天ペイ用の受注管理システムでメールテンプレートを再度作成する必要があります。その際、楽天ペイ用の振込先口座番号を楽天市場からお客様に自動配信メールで伝えるため、振込先銀行口座をメールテンプレートに記載する必要はありません。

チェックポイント6 銀行口座の案内があっているか

現在の店舗などで、楽天ペイ用の銀行口座以外が記載されている箇所がないことを確認します。

チェックポイント7 注文から注文処理完了までの流れを確認したか

楽天ペイでの受注処理は今までの受注処理と異なる部分があるため、楽天市場が提供する動画(RUx)やマニュアルで一通りの流れを確認しておきます。

チェックポイント8 BillPayの設定を行ったか

楽天ペイに切り替えた後、請求システムはBillPayに移行されます。BillPayのアカウント発行の連絡が楽天市場から届いたら、初回ログインを行い、基本情報を設定します。

チェックポイント9 利用可能な決済手段を表記している箇所を修正したか

店舗の看板やフッターなどに決済手段をアイコンやテキストで記載している場合は楽天ペイに切り替えた後に利用可能な決済手段と齟齬がないか確認し、ある場合は修正します。

切り替え後に利用可能な決済手段は以下となります(今後順次増えていく予定です)。

●全店舗共通の決済手段

  • カード決済(VISA、Mastercard、JCB、Diners、American Express)
  • 金融機関利用決済(楽天口座決済(銀行振込))
  • コンビニ決済(セブンイレブン決済・ローソン決済・他コンビニ決済)
  • Apple Pay
  • ポイント・電子マネー(楽天スーパーポイント、楽天キャッシュ)

 

●選択制決済手段

  • 代金引換
  • 後払い決済
  • ショッピングクレジット/ローン
  • オートローン
  • リース
  • 請求書払い

まとめ

いかがでしたでしょうか。

楽天ペイへの切り替えは複雑で難しそうですが、一つ一つ見ていくとそこまで難しい作業はありません。

どうしてもわからなければマニュアルを確認する、担当の楽天コンサルタント(ECC)に確認するなどして期日までに対処するようにしましょう。

 

もしヘッダーの看板やフッターのお支払い方法の変更が自分でできない場合は業者に相談してみるのも一つの方法です。

またページ更新用ソフトを利用すればHTMLを書かないでも修正できるので利用を検討してみてもよいでしょう。

 

SketchPage

SketchPageは楽天が提供する無料の画像加工・ページ作成ツールです。

楽天市場が提供しているため無料で利用できるのが魅了です。

参照:RMS Service Square SketchPage for 楽天市場

 

EC-APPLI GOLD

EC-APPLI GOLDはプロが作ったページを誰でも簡単に更新できるように開発された更新ソフトです。

楽天市場以外にもYahoo!ショッピング、ポンパレモール、MakeShop、Eストアー用もあるので、一回操作方法を覚えれば多店舗展開をした時も同じ操作感で利用できるのが魅力です。

さらに利用者に対してネットショップ実務士が相談に乗ってくれるなど、サポートが手厚いのも魅力です。

参照:株式会社エレクアライズ ネットショップ更新ソフトEC-APPLI