スマートフォンでEコマースをする場合ブラウザとアプリはどちらが多い?

今やネットショッピングで買い物をする際のデバイスとして、パソコンについで多くなったスマートフォン。

ECモールを運営する各社ではスマートフォンでいかに簡単・便利にお買い物ができるよう様々な施策が行われています。

今回はEコマースとスマートフォンについてのトレンドをご紹介いたします。

 

Eコマースにおけるスマートフォンの利用率

株式会社ジャストシステムの『アプリコマース月次定点調査(2018年3月度)』の「Eコマース(ネット通販)利用時のデバイスについて」の調査結果によると、パソコンが69.9%、タブレットPCが16.9%、スマートフォンが56.3%となっております。

参照:株式会社ジャストシステム Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年2月度)

 

Eコマースを利用している方の半数以上がスマートフォンを利用してお買い物をしているということからも、Eコマースにおけるスマートフォンへの対応の重要性の高さが伺えます。

 

スマートフォンでEコマースをする方法

ではスマートフォンでどのようにEコマースを利用しているのでしょうか?

参照:株式会社ジャストシステム Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年2月度)

 

同様に『アプリコマース月次定点調査(2018年3月度)』の「スマホでEコマースをする方法」の調査結果によると、ブラウザで利用する方が60.7%、アプリで利用する方が72.5%と、まだまだブラウザで利用している方も多いですが、アプリで利用されている方の多さが目を引きます。

さらに各モールごとのアプリの利用状況を見ていきます。

参照:株式会社ジャストシステム Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年2月度)

 

楽天市場では59.4%、Amazonでは68.9%、Yahoo!ショッピングでは44.6%の方がアプリでお買い物をされています。

対してベルメゾンネット、ヨドバシカメラドットコム、ニッセン、オムニ7、ポンパレモール、ZOZOTOWN、BASEでは7.2%〜21.1%とまだまだアプリの利用率は低くなっており、アプリの認知度の底上げが期待されます。

 

スマートフォンのEコマースで使いにくい点

またユーザーがスマートフォンでのEコマースで使いにくいと感じている点を見てみましょう。

参照:株式会社ジャストシステム Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年2月度)

 

上位から見ていくと「表示される広告が多い」が32.7%、「商品画像のサイズが小さい」が31.1%、「送料や手数料などの総額がわかりにくい」が26.2%、「商品の説明が少ない」が22.8%、「ボタンがクリックしにくい」が21.1%という結果となっています。

結果を見ると一様に、購入を検討している商品や価格に関しての情報が足りなかったり、すぐにわからないことにストレスを感じていることがわかります。

多くのモールのスマホ用商品ページではPC用の商品ページに比べ、ディスプレイサイズや通信速度などの問題から少ない情報量しか表示できないことが多いのも原因の一旦かと思われます。

 

スマホ用商品ページを改修して快適にしましょう

楽天市場やYahoo!ショッピングではスマホの商品ページ専用の設定が可能です。

ただし表示できる画像の数や文字数に制限があるためPCページのように自由に表示することはできません。

以下の点に気をつけて改修してみましょう。

  • 画像はなるべく多く登録する
    できるだけ多くの画像を登録しましょう。商品全体、特徴についてのディテール、バリエーション、使用イメージがわかるものは最低限登録するようにしましょう。
  • 間違いやすいポイントを明記する
    サイズやセット内容、納期、配送料についてすぐにわからないとお客様はストレスを感じますので必ず載せるようにしましょう。

 

「1商品ずつ設定していくのは大変!」「PCと同じ内容をスマホでも掲載したい」という場合はWEBサービスを利用するのも一つの手です。

スマホニモ。

※参照:スマホニモ。

株式会社エレクアライズが提供している「スマホニモ。」は楽天市場、Yahoo!ショッピングのPC用商品ページの内容を画像化してスマホの商品ページに掲載することが可能なサービスです。

利用したい分だけチケットを購入することができるので無駄なくスマホ対策が可能です。5回分の無料トライアルがあるので、試してみてから利用可能なのも嬉しいです。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

Eコマース業界でのスマホの隆盛はまだまだ続くと思われますので、さっそく今日からできることをはじめましょう。